所得と収入の違い
所得とは、収入金額からその収入を得るためにかかった必要経費や所定の控除額を差し引いた後の金額のことです。サラリーマンの場合は源泉徴収票の「所得控除後の金額」の欄に記載されている金額が所得であり、その所得が500万円以上となるには年収で約700万円が必要となります。なお、年間所得が300万円以上となるには年収で約450万円が必要となります。
※経済面での審査のほか、人物面での審査もあります。
馬主になるための手続きと費用
競走馬を所有し、レースに出走させるためには地方競馬全国協会の馬主登録を受ける必要があります。馬主登録の申請には、住民票、戸籍謄本、身分証明書や所得証明書類など必要書類(公的証明書を取るための手数料がかかります)の提出が求められます。
なお、申請してから登録までの標準処理期間は、概ね5か月が目安となっています。また審査の結果、登録できない場合があります。
馬主登録後に登録料として1万円が必要となります。
競走馬は、いつ、どこで購入できるの?
競走馬を購入する方法はいくつかありますが、
❶生産者、生産牧場から購入する(庭先取引)
❷市場で購入する(10月下旬、2月下旬)
❸すでに競走馬登録している馬を、その所有馬主から購入する
❹家畜商の資格を持った仲介者に仲介してもらう
などが考えられます。価格は血統や年齢、性別等によって異なりますので一概にいくらという事はできませんが、例えばばんえい競走馬として翌年出走させる1歳馬の場合は最低200万円程度からとなります。
馬主活動としての収入、支出にはどのようなものがあるの?
【収入】馬主活動で得られる収入としては、賞金、出走手当、着外手当等があります。競走の格付けによりその額は変わりますが、賞金については普通競走で1着最低20万円台。特別競走は40万円台から、重賞競走になると180万円から1,000万円までの競走があります。
【支出】馬の購入代金や管理に係わる預託料(飼料代、飼育・調教費用等)の他、診療費、装蹄料(蹄鉄の打替え費用)等がかかります。また、上記収入のうち賞金の支払いには、一般的にはそのうちの20%相当額が、きゅう舎関係者に対する進上金として差し引かれ、調教師、騎手、きゅう務員へ支払われます。概に幾らということができませんが、例えば、ばんえい競走馬として翌年出走させる1歳馬を購入する場合は、1頭200万円程度からです。
また、維持経費(ランニングコスト)は、競馬場のきゅう舎に入るまでの育成牧場に対する預託費用や競馬場に入きゅうしてからの預託費用と考えられますが、前者については、一般的に月額10万円前後。後者については、調教師によって様々ですが、概ね月額15万円から16万円というところです。それ以外に、診療費、蹄鉄料などがかかります。
【令和6年度例】 ■ 賞金 ① 普通競走 一着賞金 26万円~ 65万円 ② 特別競走 一着賞金 48万円~ 85万円 ③ 準重賞競走 一着賞金 150万円 |
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■ 出走手当 1開催1頭につき、次の区分の額 1出走目
※ 重賞競走と自己条件での競走で2回出走となる場合は、それぞれ1出走目と同額とする。 ※ この馬齢は、1月以降の開催においてはそれぞれ1歳を加えて読み替える。 |
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■ 着外手当 (着外特別奨励金を含む) ① 重賞競走 ばんえい記念 500,000円 ばんえい記念を除く BG1 100,000円 BG2 70,000円 BG3 50,000円 ② 準重賞競走 30,000円 ③ 特別競走 6着以下 12,000円 |
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★もっと詳しくお知りになりたい方は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。 一般社団法人 ばんえい競馬馬主協会 〒080-0024 北海道帯広市西14条南9丁目1番1(帯広競馬場内) TEL 0155-41-8818 FAX 0155-41-8819 |